長野県から交付された2022年度の校則を掲載しています。
「身だしなみ」について(お願い)
この度はお子様のご入学おめでとうございます。高校生活が充実したものになりますよう、本校の教育活動にご理解とご協力をお願いします。さて、「形(なり)は人を現す」と言われるように、身だしなみは、その人の精神的な状態・考え等を表す指標となります。高校生であるならば、身だしなみと流行は明らかに違うこと、最低限の守るべきルールを理解する必要があると考えます。本校では、下伊那農業高等学校の生徒としての自覚と、責任ある行動、規律ある生活を重視し、平成4年度からスクールカラーのグリーンをベースにした制服を着用し、平成26年度にはマイナーチェンジを施しました。制服はしっかりとした生地で作られ、就職・進学試験はもとより、校外においても正装として着用できるデザインになっています。しかし、時に身だしなみについて、保護者の皆様、中学校の先生方、地域の方々からご指摘を受ける場合があります。本校では、平素から個々に応じた学習指導、進路指導、生活指導を継続しておりますが、生徒手帳の「生活の規則」をお子様とご確認いただき、卒業まで規則が守られるようご指導をお願いします。
◆主な「身だしなみ規則」の確認点
1 服装
(1)夏服、冬服とも本校指定の制服を着用させてください。
(2)制服は購入時の形を維持し変形しないでください。
(3)男子はズボンを下げて(腰パン)履かず、ポロシャツの裾はズボンの中に入れさせてください。
・裾の破れ等はご家庭で修理し、清潔感を保ってください。
(4)スカート丈は「ひざ丈」が基準です。成長とともに短くなったという場合も立てひざで床から―5センチ以内で指導しています。
・赤い横線が6本以上を(ベルト部を除く)目安としていますが、上記があくまでも基準です。
盗撮・痴漢等の被害を未然に食い止め、生徒の安全を確保するという観点から、変形したスカート(6本無いもの)は、預かる指導を行うこともあります。高価な物ですので絶対に加工しないようご指導をお願いします。
(5)女子は指定のブラウスに指定のリボンを着用させてください。
(6)規定違反の制服を卒業生からゆずり受けないようにしてください。
(短ラン。スカートはH26年度以前のものは着用できません。)
(7)規定違反(変形したもの)の場合は、指定の制服を再購入していただきます。
2 頭髪
(1)変形、変色、飾り付けをさせないようにしてください。
(2)眉、額の剃り込みをさせないようにしてください。
(3)男子は上着の襟や耳にかからないように整えさせてください。
3 装飾・化粧
(1)ピアス、ネックレス、指輪等のアクセサリーをつけさせないでください。
(2)化粧をさせないようにしてください。また、化粧品道具を学校に持たせないでください。
身だしなみの検査で何回も指導を受ける生徒や、指導に従わない生徒については、反省指導を行う場合があります。また、普段から身だしなみのルールを守らない生徒は、進路活動に関する調査書や推薦に影響することもありますのでご注意ください。
アルバイトについて
1 年生の 1 学期はアルバイト禁止です。尚、夏季休業から、次の規定を守ってください。
【生徒手帳の一部抜粋】
(1)アルバイトは奨励しないが、アルバイトをする者は必ず届けを出して許可を得た後に行う。
(2)アルバイトの届け出に関する検討は、保護者の承諾があることを前提とし、その後、担任や生徒指導部で諾否決定を行う。
(3)休日、祝祭日、長期休業中のアルバイトは申し出によって検討し、許可する。3年生の自宅研修中は長期休業中に準ずる。
(4)平日及び定期考査中・定期考査前一週間のアルバイトは禁止する。
(5)以下の業種は禁止とする。
ア宿泊を伴う業務、夜間、深夜に及ぶ業務。
イ主にお酒を提供する接客業。(居酒屋など)
ウ危険な作業に従事すう業務。(重機を扱うもの、運送助手、地下・高所での作業等、除染作業等)
エバイクを使用する業務。
オカラオケボックスなどの個室、密室での接客となるもの等。
カガソリンスタンド等については、危険物取扱者の有資格者に限って許可する。
(6)就労時刻は午後7時までとし、1日8時間以内(休憩時間を除く)とする。
(7)アルバイト中は、許可証(ガソリンスタンド等は危険物取扱者証も)を携帯する。
(8)学業での不振科目(成績評価「1」がある者、生活・行動面での問題を持っている者は、その問題が解消するまでアルバイトを許可しない。
(9)本校アルバイトに関する規定条件に違反した者には、厳重な指導を行う。
・1回目保護者招喚、学年主任訓戒、3ヶ月間アルバイト禁止
・2回目保護者招喚、生徒指導部長訓戒、6ヶ月間アルバイト禁止
・3回目反省指導、1年間アルバイト禁止
*指導中に無断でアルバイトをした場合は、反省指導・1年間アルバイト禁止とする
携帯電話について
本校では昨年度途中まで携帯電話の校内への持ち込みを禁止してきましたが、生徒の意見、保護者の意見等を踏まえて職員会でも検討し、携帯電話(スマホ)の持ち込みを可としました。ただし、使用上のルールも同時に決めましたのでご理解とご協力をお願いします。
1携帯電話・スマートフォンを持ち込み可にした理由
(1)緊急時や非常時に学校から保護者・生徒へ緊急連絡メールを配信することが多くなった.
(2)新型コロナウイルス感染症防止等のため、送迎等で家族との連絡を取る必要が増えた。
(3)学校のパソコン以外にスマートフォンやタブレットなどのICT機器を授業などで効果的に利用した新しい学びが必要となってきた。
2携帯電話・スマートフォンの扱いについて
1校舎内への携帯電話・スマートフォンの持ち込みは認めるが、朝のSHRの開始から午後のSHRの終了時までの時間帯は出さない。
ただし昼食時間内はHR教室内でのみ使用を可とする。
2携帯電話・スマートフォンは、電源を切って各自で管理する。
3教科担任及びHR担任から許可されれば使用を認める場合があるが、その際は担当職員の指示に従うこと。
3上記の規則違反の場合の指導
1回目担任より注意指導、放課後返却。
2回目担任より注意指導、本人立ち会いの下、保護者に返却。
3回目保護者招喚、学年主任または学年生徒指導係より訓戒指導。
4回目反省文提出、保護者招喚、生徒指導部長より訓戒指導。
身だしなみ指導も含めて(携帯電話・スマートフォン)預かり指導(最低2週間以上。)
5回目以降
反省文提出、保護者来校、校長または教頭より訓戒指導。
反省文、学習指導、身だしなみ指導も含めて預かり指導(最低2週間以上。)
4今後は定期的に携帯電話・スマートフォンの持ち込み可となった規則についてあるいは使用状況について見直しをしていきます。
交通安全教育について
(1)自転車による通学について
ア通学において、自宅から学校及び自宅から最寄りの駅までの間で自転車利用を希望する生徒は「自転車通学許可願」を提出しなければならない。(別紙)
イ自転車通学を希望する生徒は、自転車保険(傷害保険と個人賠償責任保険)に必ず加入しなければならない。(長野県条例で定められています)また、併せて防犯登録をすることが望ましい。
オ通学許可はステッカーの交付をもって行う。ステッカーは自転車の見えるところに貼る。
カ自転車通学時の服装は制服とし、女子は本校指定の体育ジャージ、クラブジャージも可とする。
キ事故や「自転車運転者講習」につながる警告を受けた場合は、速やかに学校へ報告する。
(2)免許取得について
原付免許取得について
アバイク通学による通学は奨励しないが、やむを得ない場合は許可をし、免許取得も許可をする。
イ通学のために取得が許可される免許は「原付免許」のみとし、二輪免許は許可しない。
ウ「原付免許」取得は、1年生の春休み以降とし、バイク通学は2年生からとする。
令和4年度生徒指導部の目標
1 基本方針
1 学校の教育方針を基本にすえて、生徒のより良き人格の育成をめざし、健康かつ明朗で、充実した学校生活を営めるよう指導する。
2 生徒が好ましい人間関係を築くために、生徒の情報共有と共通理解を行い、家庭や地域社会、関係機関との連携を図り指導する。
3 いじめは絶対に許されないという認識のもと、いじめのない学校作りを目指し、いじめの防止、早期発見、組織的な対応を的確に行う。
2 重点項目
1基本的生活習慣の確立と自律的学校生活の形成
服装、髪型、挨拶、言葉使い、持ち物、掃除、時間を守る、授業態度、話を聞く等
2反社会的行為の防止
喫煙、飲酒、万引き、窃盗、シンナー、薬物、たかり、施設設備の器物破損等
3暴力追放といじめの防止
校内暴力、誹謗や中傷(インターネット等を含む)、暴走行為と暴走族への関与等
4ICT関連のトラブル防止
SNS等のコミュニティーサイトでのいたずらや画像の転載、暴力や脅迫等
5交通事故防止と校外指導の充実
バイク(自転車)定期点検指導を適宜実施、違反者への厳正な指導
盛り場やその他の場所への校外巡回指導
3 具体的な指導方針
1基本的な生活習慣の確立を図るため、身だしなみ検査の実施、時間厳守と授業規律などの指導、挨拶や言葉遣いについて各学年・学級で統一した指導を行う。
また、生徒の自主的な活動の中において、服装、礼儀など学校生活の規律が守れるよう校友会とも連携し助言協力する。
2HR担任だけでなく、全職員で生徒理解に努めるために、生徒をよく観察(情報収集)し、生徒との温かい人間関係を育むことにより、予防的生徒指導を機能させる。過去の事例も参考にし、情報の共有、家庭訪問などにより、きめ細かな指導を行う。
3問題行動に対しては、事実関係を速やかに調査し関係箇所に報告をする。生徒の動向や、学年会の意向を尊重しながら、生徒指導部で指導の原案を作成し、職員会議で検討を行い指導する。
4各学年会と連携を密にし、指導のばらつきが出ないよう努める。
5人命の尊さを知り、遵法精神を高め、安全教育の徹底を図る。交通安全委員会と連携し交通事故の皆無に努める。また、年間を通じて呼びかけや観察から、自死等の未然防止には最大限の注意を払う。
6情報メディアの急速な普及の中で、その身につけておくべきメディア・リテラシー学習を計画・実施し、生徒がトラブルやいじめに巻き込まれないよう指導する。