長野県から交付された2022年度の校則を掲載しています。
本校の生活指導について
本校は「真・善・美」と「自由・平等・博愛」を象徴する雪の結晶を校章としており、佐藤春夫作詞の謙虚で友愛に満ちた「みすずの心」を謳う校歌は私たちの目指すべき崇高な理念を示しています。さらに教育目標のひとつである「自主・自律の精神の育成」は本校の校風に血脈となって流れ、生徒とともに作成した『生徒心得』や生徒会が制定した『美須々ケ丘憲法』にその精神は生かされています。地域社会との連携を深めつつ「松本に美須々あり」と評される学校へ歩みつつあります。お子様たちが「美須々たる誇り」を持って、心躍る新生活を迎えられますことをご期待します。
以下、本校での生活を送るための注意事項、指導の概要です。内容をご確認ください。
なお、令和4年4月1日から成年年齢が18歳に引き下げられますが、基本的な対応に変わりありません。
1.服装と頭髪について
制服は設けていませんが、生徒手帳の「生徒心得」の中に次のように記されています。
・本校生にふさわしい質素で清潔な服装をすること。
・頭髪は見苦しくないよう本校生としての品位を保つこと。
頭髪の脱色・染色についてはしないよう指導します。ご家庭でのご協力もお願いします。
2.日課時間について…
18:40に1時限目が始業し6時限目まで授業を行います。
・通常は16:10放課、下校時刻17:30,校舎施錠18:00,です。また、延長届けを提出した場合、クラブ活動延長時刻19:00、最終下校時刻19:30となります。
・定期考査の日課については、別に定めます。
2通年で19:30が最終下校時刻(校地内から出て帰宅する時刻)となっています。それ以降の活動がある場合には事前に連絡いたします。
3欠課時数は単位認定に大きく係わります。欠席・遅刻・早退にはくれぐれもご注意ください。
・欠席・遅刻の場合は学校(担任)へ必ず連絡してください。朝7:50から事務室において電話で受付ます。
・欠席日数・欠課時数については状況に応じて担任からご家庭に連絡いたします。
3.通学の安全について
1電車・バスなど公共交通機関の使用に当たってはマナーを遵守してください。
2自転車通学については自動車や歩行者との接触事故が増加しています。次の点に特に注意してください。
(1)時間的なゆとりをもち、歩行者や車両との接触事故などにくれぐれも注意してください。
(2)万一の事故の場合に備え、ヘルメットの着用と高校生総合保障制度などの保険加入を勧めます。特に自転車を通学に利用する生徒は,個人賠償責任補償のついた保険に加入が義務づけられています。
(3)自転車運転に関する法規(左側通行・二人乗り・傘さし運転・無灯火走行・並走・スマホを使いながらの運転などの禁止、スピ-ドの制限)を遵守してください。
(4)自転車の盗難防止のため必ず施錠してください(鍵は2つ)学校ステッカ-を貼付、所定の場所に駐輪してください。
(5)松本の市街地では指定場所以外に駐輪すると条例により撤去されます。
(6)不審者・変質者による被害に遭わぬように、送迎など安全確保に留意してください。帰宅時間が遅くなった時はくれぐれもご注意ください。
何らかの被害や交通事故にあった場合は必ず学校(担任)に連絡してください。
4.日常生活について
1貴重品管理について
(1)貴重品は常に身に付けるなど自己管理を徹底してください。
(2)持ち物への記名を徹底して下さい。教科書や問題集などの紛失も目立ちます。
(3)落とし物は生活指導室に届けられます。持ち主が現れない場合は,年度末に処分します。
2スマ-トフォン(携帯電話)について
(1)使用に当たってはル-ルやマナ-についてお子様と十分に話し合って下さい。特にインタ-ネット上の
掲示板やブログへの書込みでのトラブル(いじめ・人権侵害・個人情報の流出など)にご注意ください。
3昼食,外出について
(1)昼食は持参し、校内で取ることを原則にしています。購買も利用できます。
(2)信州大学構内・総合体育館・護国神社など近隣施設での昼食や遊興はしないでください。
5.生徒会・クラブ活動について
美須々生らしさを発揮する絶好の場です。積極的に参加してください。
1節度を心得た活動時間とし、過度に帰宅時間が遅くならないように活動してください。また、家庭学習の時間をきちんと確保してください。なお、活動延長や合宿・遠征・集金などの場合は、顧問から通知があります。
2定期考査1週間前は、クラブ活動は原則禁止です。学習に専念してください。
6.アルバイトについて
<原則>学業を本務とする立場であり、「好ましい」とは位置づけていません。
<例外>事情があり保護者の責任の下で行う場合は、中信地区高校のアルバイト規定を遵守し、また事前に必ず「届け」を提出して下さい。
※1年生は夏季休業からとします。テスト1週間前からは禁止です。
7.運転免許の取得について
自動車、バイクなどの免許取得は原則禁止しています。
1やむを得ぬ理由と判断した場合は、原動機付自転車(50cc)に限り許可します。年に一度、指定の交通安全講習(有料)受講が義務となります。
2卒業後に備えての自動車免許取得も3学年時に一斉指導を行い「届け出」制とします。
8.問題行動などに対する指導について
1反社会的行動や学校規則に反する行為がある場合は、反省を求めます。また、犯罪に係わる場合は警察の捜査が行われ、法的な処罰の対象となることがあり得ますので、その解決は生徒自身だけではできません。責任を果たす意味でも、学校に自主的に申し出てください。なお、少年犯罪の深刻化に伴い本校でも「懲戒処分」規定を導入しています。「生活指導ガイドライン」が本校公式ホームページに掲載されていますのでご覧ください。
2本校には教育相談室が設置されています。保護者の皆様でもお子様に係わるご心配やお悩み、学校の指導に疑問やご不満があれば、お気軽に相談ください。なお、スクールカウンセラーによる相談活動も積極的に活用しています。
3青少年の健全育成のため警察署の生活安全課・鉄道警察隊・松本市交通安全課・松本市青少年育成センターと高校の生活指導部と協力して街頭補導を実施しています。また、松本市の「青少年の居場所」事業でMウィング・あがたの森文化センター・松本市大手事務所・勤労者福祉センターなどで学習やスポーツの場所が用意されています。
令和4年度(2022年度)生活指導部指導方針(案)
基本方針
1.基本的な生活習慣の確立と、社会性・公共性の涵養に向けて指導援助し、人命尊重の精神と自他に対する安全意識を高め、問題行動・事故の防止に最善を尽くす。
2.指導は全ての教育活動の中で、全職員の共通理解のもと協力し、生徒の人権に配慮して行う。
3.生徒とのコミュニケ-ションを大切にし、信頼関係の構築を基本とする。自主・自立の精神及び豊かな情操・知育の育成を支援し、生徒が意欲的に取り組める環境づくりに努める。
4.家庭との信頼・協力関係を確立する。PTAや地域との連携による全人教育の推進に努める。
具体的提言
1.問題行動の減少に向けて
(1)個々の生徒が文武両面で積極的に個性を発揮できるよう支援しつつ、様々な場面で基本的生活習慣・社会的モラルの確立について啓発し、問題事案の発生を未然に防止するよう努める。
(2)問題事例が生じた場合は、全職員の理解のもとで学年会と指導部が中心となり、家庭との協力関係を重視しつつ問題解決に当たる。
2.基本的な日常生活の確立のために
(1)挨拶の励行および無断欠課や遅刻・早退に対する指導の徹底をはかる。
*8時40分始業における朝の指導(全職員・指導部による「立ち番」)を実施する。
*教科担任からHR担任への欠課・遅刻者の連絡を密にする。
(2)課外活動を重視し、生徒会・部活動等のなかでコミュニケーション能力と意欲を養う。
3.盗難事件根絶のために
(1)金品管理の意識強化と、物を大切にする心や規範意識の啓発を行う。
(2)特に貴重品管理の徹底。空き教室や更衣室への置き忘れ防止、部室・自転車施錠など呼びかける。
(3)万引き、自転車盗、占有離脱物横領など犯罪行為を防ぐ。(上履寸借などの防止も)。
4.「美須々ケ丘高校生たる誇りを常にもつこと(『生徒心得』の1行目)」
(1)頭髪、服装、上下履き、授業中の態度等について、秩序とけじめある高校生活を送るよう指導する。
…「自由に甘えず,自由を育てよう」(美須々憲法1条)の精神を共有させる。
(2)学業とクラブ・生徒会活動の両立を軸とした高校生活を構築する。…不要なアルバイトはしない。
(3)安全の観点からバイク使用は原則禁止とする。したがって免許取得も禁止とする。通学に必要と認められる場合は、申請し許可を受けて使用する。
(4)交通マナーの遵守と交通事故の加害者にも被害者にもならない安全指導を強化する。…特に自転車事故への注意。
(5)不正行為の根絶。…試験におけるカンニング行為、乗車券の不正使用など。
申し合わせ事項(先生方へのお願い)
1.学校生活
(1)頭髪の脱色・染色はしないよう、また,している者には元にもどすよう指導する。
(2)授業が始まる前に、携帯電話は電源を切りカバンの中などに入れさせる。
授業中に使用しているのを発見したときは一時預かりとし、担任に渡す。
(3)授業中の飲食(ガム・ジュ-ス)は直ちに止めさせる。…机の上に飲食物を置いている場合も含む。
(ただし,夏期の水分補給は認めています。)
(4)授業中の帽子・サングラスは必ずとらせる。防寒具についても原則として脱がせる。
(厳寒の場合等は、適宜指導する。)
(5)上下履きの区分がなされていない場合は、履き替えるように声をかける。
ゴミステ-ション・教育会館へは下履きに履きかえて行く。
(6)空き教室で生徒を見かけたときは、必ず声をかけ、クラス・氏名を確認後、生徒に指示をする。
*授業の行われている教室へ…具合が悪いときは保健室へ。
*不審な場合は、生活指導室・担任へ連絡
(7)自習の場合は、生徒の動静がわかるように各教科で責任もって対応する。
(各教科で対応できないときは教務室へ相談する。)
また、授業途中で自習にする場合も、生徒に教室から出ないよう指導する。
(8)欠課・遅刻者名はなるべくその日のうちに入力して、Web上でHR担任へ連絡する。
2.アルバイト
高校生は学業を本務とする立場であり、「好ましい」とは位置づけない。事情があり保護者の責任の下で行う場合は、規定を遵守し,事前に「アルバイト届」を提出する。1学年は夏季休業からとする。
アルバイトを見かけたら・・・
(1)アルバイトをしているのを見かけたら、声をかけて届けが出ているか確認する。
⇒届けの有無に関わらず、氏名を担任へ連絡する。
(2)無届ではあるが特に問題のない場合は、担任は保護者と連絡をとり、届けを提出させて指導助言をする。
(3)規則違反の場合は、本人にその旨を確認し担任へ申し出るよう指導し、担任及び生活指導部へ連絡する。(勤務中止は翌日からとする)…上記の場合は、原則として保護者同伴で担任からの厳重注意とする。なお内容に応じて生活指導部で指導する。
3.原付自転車通学の許可に関する申し合わせ事項
(1)安全な通学方法の確保という原則のもと、特別な事情がない限り、バイク使用は認めないものとする。
(2)特別な事情がある場合は、原則として次の2条件を満たすものとし、学年会,生活指導部,職員会での審議の上許可することがある。なお,その際の免許取得は、1学年度末休業以後の長期休業時のみとする。
また、条件を満たさなくなった場合は許可の取り消しをする。
1自宅から最寄りの交通機関までの距離が6km程度を目安とし、なお、高低差があること。
(旧松本市内は、原則として許可しない。)
2クラブ活動で、帰宅時間が遅くなる者。
☆原動機付自転車通学許可者は保護者承諾書を提出する。
今年度の重点目標
「自転車通学時の交通事故防止と交通マナーの向上」
「校内での盗難防止」
「情報通信機器によるトラブルの防止」
「ながらスマホの注意を徹底する」
今年度の活動計画
4月
・クラス写真撮影⇒校内WEB上に掲載
・「生徒心得」「年度当初にあたって」の確認(学年、HR活動)
・登校時の交通安全指導・駐輪指導(生活指導部、1学年担任)
・携帯電話使用に関する意識啓発講演会(1学年対象)
5月
・春の自転車置き場の点検自転車ステッカーの確認
・交通安全教室の実施
7月
・双蝶祭の注意指導と警備巡視体制の立案
・夏季休業中のアルバイトの指導
9月
・自転車ステッカーの確認と駐輪指導(生活指導部)
10月
・秋の自転車置き場の点検
11月
・登校時の交通安全指導(生活指導部)
・自動車運転免許取得の指導開始
12月
・年末年始休業中の注意とアルバイト指導
3月
・自転車置き場の整備
※校内の一斉巡視指導(全職員,年間)
※5月~2月通学路交通安全立ち番指導(全職員)
※各学期考査時,全学年頭髪チェック
諸届・報告書用紙
生活指導に関わる以下の所定用紙は校内Webからダウンロードできます。
1「アルバイト届」
2「報告書」(問題行動)
3「反省日誌」
4「交通事故報告書」
5「遺失物・盗難被害・その他の被害報告書」