情報公開請求で開示された2021年度の校則等のうち服装等の一部項目について内容を整理し掲載しています。
平取高校生活の心得
高校は義務教育ではなく自らの選択と意志で入学してくるところです。また18歳で選挙権を有することになった現在、3年後には社会の一員として社会生活に参加することになります。そのためにも高校生活においては集団生活の規律、秩序、倫理観、法の遵守、お互いの尊重、適切な人間関係など社会生活の基本を確立しなければなりません。また社会生活で必要とされるのは自制心(心のコントロール)です。それは日常の落ち着いた生活の維持、学習、責任、義務等を果たすことで身につくものであり、進路実現や進学など苦しいことを乗り越える力となります。以下の本校の考え方、学校生活の規則をよく理解して平高生活に臨んでください。
1髪型
・学校生活の目標は内面を磨き心の成長を図り人間的成長することにあり、服装、髪型、化粧等々により外見を飾ることではありません。
・本校では清潔感、落ち着き、自然さを基準としています。
・髪色は元々の地毛の色を変化させず維持すること。
・髪型に関しては流行を追ったもの、ファッション性を追求したもの、目立たせようとした髪型にはしないこと。
・染色、 ドライヤー、アイロンワックス等によって変色しても元に戻すことになります。
・髪型は流行に左右されることなく、また変化させ過ぎず、自然な状態を基本とします。
・その他、手を加え本校の基準に合致しないと判断されるものは指導対象となります。
【禁止あるいは指導対象】
1パーマ。
2染色、脱色。
3ワックス等で髪を固めたり、立てたりすること。
4エクステ(付け毛)。
5一部を極端に刈る、ブロックカット等の極端な刈り上げ。
6頭の上の部分を伸ばしたモヒカン系(ソフトモヒカン系)。
7男子は前髪が目線にかからない程度、後ろは襟足が長すぎないようにする。
8縮毛矯正等によっても結果的に変色すると直す対象となる。
9その他、学校として不適切と判断される頭髪の状態。
2 制服
- 学校の制服は職場の制服やユニフォームです。所属集団を象徴する公的ものであり私服ではありません。
- 個人が加工したり着崩して学校の品位を落とすことは認められません。
【男子】
1スラックスはウエストサイズに合ったものを正しく着用する。腰パン等は禁止。
2ワイシャツは第ーボタンを留め(夏季略装以外)、裾はスラックス内に入れる。
3スラックスのベルトは黒、茶系の無地とする。
【女子】
1スカート丈は膝頭が隠れる程度とする。
2スカートを短く見せるためにウエスト部を折曲げたり、ベルト着用等は禁止。
3ブラウスになる場合はベストかセーターを着用する。
4ストッキングは黒、紺、肌色の無地とする。
【男女共通】
1靴下の色は白、黒、紺、灰色の無地とする。
2デザインはワンポイント(華美ではない適度な大きさ)とし、ラインは入らないものとする。
3その他学校生活に不要、不適切と判断される着用方法は指導の対象となる。
3 身だしなみ
身だしなみとは、その場にふさわしく、見苦しい恰好をせず、周囲に不快感を与えないことであり、社会人としてのマナーである。個人でするおしゃれと、公的なものを区別する。
【禁止および指導事項】
1化粧、色つきリップ、香水、 アイプチ、 マニュキュア等化粧に類するものは禁止。
2指輪、ネックレス、ピアス、は預かることとなる。
3ワイシャツ内に着用するシャツは白色系の無地を基本とする。
4眉毛は自然の太さとし、細くまたは薄くカットすることは不可とする。
5不精ひげや剃り残しがないようにする。
6爪は適切な長さとする。
7制服、ジャージはクリーニングをして清潔に保つ。
8その他学校生活には不要、不適切と判断されるものは禁止。カラーコンタクト等装飾品類は禁止。
4 礼儀・言葉遣い・態度
- 挨拶や言葉遣いは人間関係の始まりです。
- こころが言葉遣いにあらわれ、言葉遣いが行動を左右します。相手を尊重しない言葉、乱暴な言動は厳に慎み、目上の人へは礼節を持った言葉を心がけること。
- 中学校時の習慣から社会生活に対応できるものへ転換してください。まずは返事は「うん」から「はい」へ。
1平高生同士、挨拶を分け隔てなくする。
2校内では外部の方も含め会った目上の人には挨拶をする。
3目上の人(先生、職員)に対して友達言葉やタメロにならないこと。
5 携帯・スマホ
・ネットを通じた、いじめ、 トラブル、問題行動、違法行為が後を絶たない。
・倫理親、違法性の知識、規範意識のもとに正しい使い方をしてください。
【校内における携帯・スマホの使用規則〜主なもの】
1校内への持ち込みは可。
2使用禁止時間帯
(ア)朝8:25の始業チャイムから4時間目終了まで。
(イ)5時間目開始予鈴チャイムから帰りSHR終了時まで。
(ウ)清掃活動、係活動、行事準備等の作業時。
3歩きながらの使用は不可。
4音楽は聞く場合はヘッドホンを使い外部に音を出さない。
5授業中の使用はその場で預かります。違反が繰り返された場合も同様です。
6ネット上に自分、他人の個人情報(個人を特定される情報)を掲載してはならない。
7平取高校関係の情報を学校に無断で掲載することは禁止。校舎内、校地内、校舎の写真や先生の名前や個人がたどられる情報。仲間と撮った写真、動画等。
8出身中学校に関しても同様である。
9いじめ、悪口、誹謗中傷等々は言うまでも無く、他人に対する軽率な表現も厳に慎むこと。
10自撮りの要求は違法行為となる。
6 アルバイト
・アルバイトは許可制です。学習不振、生活面に問題がないことが条件であり、不十分であれば許可されないか途中で中止を求めることもある。
・社会勉強という考え方もありますが、高校時代にしかできないこと、お金に換えられないないものがあります。
【アルバイト規定】(主なものを抜粋)
1酒類の提供が主な業務。
2高校生、未成年者の出入りが禁止されている場所、業務。
3危険を伴うと判断される業務。
4帰宅時間が午後 9時を過ぎる就業時間。
5その他、高校生に不適切な業務。
6 1年生は前期中間考査(成績が確定するまで) までは禁止。
7 いじめ
・相手が不快、嫌だと感ずることはしない。
・別々の中学校から集まり、これまでとは異なる新しいタイプの人と出会います。互いを認め合い、タイプの異なる人への寛容さを持つことが大切です。またこれまでの人間関係のつまずきを、この機会に切り替えるチャンスでもあります。
・人間関係はすべての人とうまくいくことは難しいものです。適切な距離感を身に付けること。現代社会にも求められているのは「多様性」「共に生きる」です。
生徒心得
この心得は本校生徒が明るく豊かな高校生活を過ごすための日常の心構えを簡潔に示したものである。この心得を十分に理解し活用して、人格の健全な発達をめざし、充実した高校生活を送ろう。
第1章 基本的心得
1 校訓「流汗悟道」を旗印に本校生としての自覚を持って日々実践に努めよう。
2 知的教養を深め、豊かな情操を身につけよう。
3 規律を守り、協調の精神を身につけ、明るい集団生活を送ろう。
4 .責任を重んじ、謙虚で礼儀正しい生活態度を培おう。
5 生命を大切にし、自ら進んで心身を鍛えよう。
第2章 登下校
1 課業日の登下校は次のとおりとする。
登校 8時25分までに登校する。
下校 18時までに下校する。以降、居残る場合には担当教員の許可を得ること。
2 休業日(士・日・祝祭日等)の登下校については、担当教員の指示に従うこと。
3 公衆道徳及び交通法規を守り、 自他の安全には特に留意する。
4 親族以外の車両への同乗は一切禁止する。
5 自転車の使用は、学校の定める期間内とし、事前に「自転車通学届」を提出し、「許可ステッカー」
を自転車に貼付しなければならない。
6 通学途中において事故等が発生した場合は、直ちに学校へ連絡する。
第3章 身だしなみ
身だしなみについては、別に定める「身だしなみ規定」に従うこと。
第4章 校内生活
1 授業
(1)授業の始めと終りの礼は、起立して行う。
(2)教科書など授業に必要なものは必ず持参し、不要なものは鞄の中などへ片付ける。
(3)授業中は私語を慎み、学習の成果があがるように最善の努力をする。
2 出欠席
(1)欠席する場合は、保護者から事前に担任に連絡する。
(2) 登校時刻(または授業開始時刻)に遅刻した場合は、入室許可書を担任(または教科担任)に提出する。
(3) 早退するときは、必ず担任の許可を得る。
3 途中外出
原則として認めない。ただし、やむを得ない理由のため校地外に出るときは、必ず担任の許可を得ること。
4 校舎施設、設備等の使用および管理
(1) 校舎、施設、設備及び校具は大切に扱う。万一破損した時は直ちに関係職員に申し出る。原則として、弁償の責任を負うものとする。
(2) 休業日等に使用する場合は、関係職員の指示に従うこと。
(3) 使用後は、後片付け・清掃を行い、関係職員に報告する。
(4) 校地内での火気の使用は認めない。
5 非常災害発生時
火災、地震などの非常災害が発生した場合は、学校の指示に従うこと。
6 所持品(携行品)
(1) 身分証明書は校内外を問わず必ず携行する。
(2) 修学上必要なものに限り持参しー、記名しておく。
(3) 金銭など貴重品の管理には特に留意し、必要により、関係職員に預ける。
(4) 許可されたもの以外は教科書をはじめ、すべて持ち帰る。
(5) 金品を紛失したり、遺失物を拾得した場合は、すみやかに関係職員に届け出る。
(6)携帯電話・スマートフォンは、 8時25分から 12時40分 (4校時終了時)まで、13時20分 (5校時開始予鈴時)から 15時20分(帰りの SHR終了時)まで使用を禁止する。また、清掃、行事準備等、公的な作業時も使用禁止とする(授業や作業で使用を許可された場合を除く)。使用禁止時は、基本的に電源を切り鞄の中にしまうこと。歩きながら使用しないなど、公共マナーを守ること。
7 校内規律その他
(1) 言葉遣いは高校生らしい品位を保ち、目上の人には敬語を用いるなど礼儀をわきまえること。
(2) 来賓、職員、生徒同士の挨拶を励行すること。
(3) 特定の政治活動及び宗教活動は許可しない。
(4) 生徒間の金品貸借、物品売買、寄付行為は禁止する。
(5) 不要不急の電話の呼び出しは、取り扱わない。
(6) 校内に許可を受けた関係者以外の者を伴わないこと。
第5章 校外生活
1車両運転免許
別に定める「普通自動車運転免許取得規程」に従うこと。
2外出・外泊
(1)外出時間は原則21時までとする。
(2)外泊する場合は保護者の承諾を受けること。
3旅行
登山、キャンプおよび泊を伴う旅行は、原則として保護者またはそれにかわる引率者が同行すること。
4アルバイト
別に定める「アルバイト規定」に従うこと。
5出入り禁止の場所
(1)パチンコ、マージャン等の遊戯場およびディスコ、クラプほか、未成年の利用が相応しくない場所
(2)法令等により高校生の出入りが禁止されている場所
6校外行事等への参加
本校の部活動等以外のスポーツ大会や文化的諸行事に参加する場合は、事前に担任に届け出て、承
認を得る。
第6章 その他
1 本校生としての自覚と誇りをもった言動を心掛けること。また、公共マナーを守ること。
2 校外における事故が発生した場合は.、大小を問わず学校にすみやかに連絡する。
3男女間の交際は、高校生としての節度を心得た健全なものとし、他人の誤解を招くような行動を慎
むこと。
4 本籍、現住所、姓名及び保護者等に変更のある時は、すみやかに担任に届け出る。
頭髪・身だしなみ規定
1 制服
本校指定の制服を着用する。(ジャケット、スラックス・スカート、ワイシャツ・ブラウス、ネクタイ、女子のみベスト)
(1) 正装
ア)儀式、式典、全校集会(始業式、終業式等)および指定する場合は正装とする。
イ)正装時は、本校指定のワイシャツ・ブラウスを着用する。
ウ)正装時はセーター、ベストは着用しない
(2) 身だしなみ
ア)スカート丈は膝頭にかかる長さとする。
イ)スカートをウエスト部で折り短く履くことは禁止する。
ウ)スラックスを腰骨から下げて履く(腰パン)など着崩すことは禁止する。
エ)ネクタイは緩めない。
オ)ワイシャツ、ブラウスの第 1ボタンは留める
カ)ワイシャツ、ブラウスの裾はスラックス・スカートの中にきちんと入れる。
キ)ワイシャツ、ブラウス内にインナーを着用する。ただし柄物、華美な色は着用しない。
ク)指定ワイシャツ・ブラウス以外は白無地、レギュラーカラーとする。
ケ)セーターは本校指定のものを着用する。
コ)ジャケットの下は本校指定のもの以外は着用しない。
(2) 靴下
ア)色は白、黒、紺、グレーの無地とする。
イ)デザインはワンポイントまでとする。ラインや柄の入ったもの、装飾類の付いたものは着用しない。
ウ)長さはハイソックス以下とする。
エ)ストッキングは黒または肌色とする。
(4) ベルト
ア)色は黒、茶の無地とする。ツートン、メッシュ等柄の入ったものは着用しない。
イ)金属等の装飾の入っていないものとする。
ウ)女子はスカートにベルト着用は原則禁止する。
(5) 履き物
ア)上履きは本校指定シューズとする。
イ)体育用外履きは本校指定シューズとする。
ウ)通学用靴はサンダル、下駄、ハイビール等通学に不適切なものは禁止とする。
(6)夏季略装
ア)期間は 6月から 8月を原則とするが、開始、終了日は気温、天候等により学校が指定する。
イ)男子はワイシャツ、女子はブラウスにベストを着用する。
ウ)ノーネクタイを認める。その際はワイシャツ・ブラウスの第 1ボタンのみ留めなくても可とする。
工)寒暖調節のため、略装の上に着る場合は本校指定ジャケットとする。
(7) 夏季正装
ア)指定の半袖あるいは長袖ワイシャツ・ブラウスにネクタイを着用する。
イ)女子はブラウスの上にベストを着用する。※制服の正装時と異なる。
2 頭髪
(1) 清潔、清楚を心がけいたずらに流行を追わないこと。
(2) 元々の地毛の状態を維持すること。
(3) パーマ、脱色、染色、付け毛等は禁止する。
(4) ツーブロックカットや一部の刈り上げ、そり込み等極端なカット、本校生として不適切な髪型は禁止する。基準外のカットは本校基準に改善されるまで切り整える。
(5) ワックス等の整髪料で髪を立てることは禁止する。
(6) 男子の前髪は目にかからない程度とし、後ろは襟にかからない程度とする。
(7) コテや編み込みでウェーブをつけることは不可とする。
(8) ドライヤー、ヘアーアイロン、コテ等の器具で変色したり、縮毛矯正で変色した場合も改善の対象となる。
3 装飾品等
(1) 装飾品は禁止する。
(2) 髪留めは落ち着いた色、形のものを使用する。
(3) 化粧、マニキュア、香水等学校生活に不要なものをつけることは禁止する。
(4) カラーコンタクトは禁止する。
4 その他
(1) 眉毛は自然の太さとし細くカットしない。
(2) 爪は常に清潔感を保ち、適切な長さを保つ。
(3) 髭は伸ばしたままにしない。
(4) その他本校生として不適切、品性を問われるような格好、身だしなみは不可とする。
(5) 登下校時の防寒着は華美、奇抜なものは着用せず高校生らしい適切なものとする
アルバイト規程
1 アルバイトは、事前に「アルバイト許可願」を提出し、許可を得なければならない。無許可のアルバイトが発覚した場合は、・指導の対象とする。なお、定期考査 1週間前から終了までの期間はアルバイトを禁止とする。
2 次の条件をすべて満たしていると確認された場合アルバイトを許可する。
(1) 労働基準法などの法令に違反しない業務であること。
(2) 就業場所が、平取町内および居住地近郊であること。
(3) 午後9時には業務を終了し、すみやかに帰宅すること。
(4) 高校生の出入り禁止場所での業務および危険をともなう業務ではないこと。
※酒類の提供と接待が主たる飲食店、パチンコ店、麻雀荘及び危険をともなう作業は禁止する。
(5) 雇用者側が本校アルバイト規定を理解していること。
3 「アルバイト許可願」は年度ごとの更新制とする。
4 次の場合には、アルバイト許可を中断する。
(1) 1中間考査において「評価 1, 2」が予想される教科を有する者
2各学期末成績において、 「評価 1, 2」の教科を有する者。
3欠課時数が実施時数の 2割を超過する教科を有する者
上記の一つに該当する者はその回復が見込まれるまで、アルバイトを中断する。
(2)家庭謹慎以上の指導を受けた場合。※なお特別指導(家庭謹慎以上)終了後も、原則 30日間はアルバイトを中断する。
(3)就業途中であっても本規定により、不適当と判断された場合は許可を取消または中断とする。
(4)本規定(業務終了時間等)に対する雇用者側の理解を得られないと判断された場合は許可を取り消す。
5 アルバイト許可期限内に辞める場合は、学校にアルバイト終了届を提出すること。
6 本規定に違反した場合は、特別指導の対象となる場合がある。