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【広島】沼南高等学校の校則

広島県に対する情報公開請求により開示された2022年度の校則等を掲載しています。

生徒指導規程

第一章 総則

1 目的
この規程は,本校の教育目標を達成するため,生徒が主体的・自律的に充実した学校生活を送る観点から必要な事項を定めるものである。
沼南高校における生徒指導はマナー(人に嫌な思いをさせないことがマナーの基本)教育を基本とする。その規準として「今日,就職試験に行くことのできる言動であるかどうか」を絶えず考えることで「自己指導能力」を育成し,希望の進路を実現することを目標とするものである。

第二章 学校生活に関すること

1 懲戒・問題行動について

次の項目に該当する問題行動の場合は,「特別な指導」を行う。
(1)問題行動項目
1 法令・法規に違反する行為
○飲酒,飲酒同伴
○喫煙(加熱式タバコも含む)
○暴力行為(対教師・生徒間,その他対人(肩パンも含む)及びそれに加担する行為)
〇いじめ
○建造物及び器物破損
○窃盗(自転車,金銭,私物),万引き,占有物離脱横領
○性に関すること,セクハラ行為(不快な言動及び行動も含む),ストーカー行為
○薬物乱用等
○交通違反
○金品強要
○定期券等不正使用
○深夜徘徊,家出
○暴走族等への加入
○カッターナイフ等の刃物類,花火,爆竹,危険物類の所持,使用
○好ましくない娯楽(パチンコ,出会い系サイト)
○その他,法規,法令,校則,公序良俗に反する行為
2 本校の規則等に違反する行為
○教職員に対する暴言,指導無視(授業規律も含む)
○授業妨害,怠学(授業さぼり),無断早退,無断外出
○飲酒同伴(ノンアルコール飲料を飲むことも含む)
○喫煙同席,ライター所持,タバコ所持
○いじめ(SNS等を使用した誹謗中傷,脅迫,不適切な動画や画像の掲載,肩パン及び強要行為も含む),嫌がらせ及びそれに加担する行為
○カンニング,不正行為(提出物や課題等を他人にやらせることも含む)
○無断免許取得(バイク乗車も含む)及び自動車学校への無断入校
○校内での携帯電話使用(他人の携帯電話も含む)
○無届のアルバイト
○沼南高校生に対する信用を傷つける行為
○その他,校長が教育上指導を必要とすると判断した行為
(2)特別な指導について
「特別な指導」とは,本校で学び,進級,卒業するための指導であり,いずれも本人に自分の行動を振り返らせ,自己の行動に責任を持たせ,問題行動が引き起こす結果等について認識させるために行う。
その内容は次のとおりである。
○指導内容
1厳重な指導(校長,教頭,生徒指導主事,学年主任等による厳重注意及び反省文による指導)
2遅刻指導(遅刻の多い生徒に対し,保護者を交えての指導)
3別室反省指導(一定期間校内の別室にて行う反省指導で原則3日間)
4授業反省指導(一定期間授業に参加しながら行う反省指導で原則5日間)
5その他 保護者の理解を得て,一定期間家庭において反省指導を求める場合がある。
○補則
1特別指導期間中の定期考査の受験会場については,別途協議する。
2反省期間中の学校行事や部活動の公式大会への参加は,別途協議する。
3問題行動の繰り返し,反省状況等により指導期間を変更する場合がある。
(3)懲戒について
広島県立高等学校則第 29 条では,学校長が,教育上必要があると認めたときには懲戒(退学・停学・訓告)処分ができるとされている。次の1~4のいずれかに該当する場
合は退学処分を行うことがある。
1性行不良で改善の見込みがないと認められる者
2学力劣等で成業の見込みがないと認められる者
3正当な理由がないのに出席常でない者
4学校の秩序を乱し,生徒としての本分に反した者

2 服装規程について

服装は態度とともに人の品位を表すものであるから,常に端正で清潔にし,みだりに華美と流行を追わないようにする。本校生徒としての自覚をもち,常に正しい着こなし(いつでも就職試験の面接にいける服装)をする。TPO に合った服装をする。
(1)3学年用
【男子制服】
上着
<フロント>
・襟: マオカラー
・前: 比翼
・前釦: 第1釦 21mm×1ケ(オリジナルボタン)
: 比翼釦 20mm × 4ケ
・胸: 箱ポケット(刺繍入り)
・腰: 雨蓋付きポケット
・肩: パット入り
<バック>
・袖釦: 15mm×4ケ(オリジナルボタン)
・袖口: 筒明グローイング仕様(成長に応じて補修可能仕様)
・後: センターベント
・裏地: 半裏仕様
・低温ウォッシャブル仕様

スラックス
<フロント>
・ウエスト: 1タック
: 7本ループ
・前: カン止め
: ファスナー
<バック>
・左前身: 刺繍入り
・両脇: 叙めポケット
・後: ビスポケット(左脇 釦止め)

スカート
<フロント><バック>
・インサイドベルト仕様
・両脇: ポケット付き
・アジャスター金具
・左前裾: 刺繍入り

カッターシャツ
<フロント><バック>
・衿: レギュラーカラー
・胸: 角底ポケット
・左袖: 刺繍入り
・袖口: 2本タック
・裾: 馬乗り仕様
・背身: 二枚ヨーク

ブラウス
<フロント><バック>
・衿: レギュラーカラー
・胸: 角底ポケット
・左袖: 刺繍入り
・袖口: 2本タック
・裾: 馬乗り仕様
・背身: 二枚ヨーク

【男子制服】
半袖開襟シャツ
<フロント><バック>
・衿:オープンカラー
・胸:角底ポケット
・左袖: 刺繍入り
・裾:フラットサイドスリット入り
・着丈: アウトイン丈(裾をボトムの外に出しても着用可能)
・背身: 二枚ヨーク
【女子制服】
半袖ブラウス
<フロント><バック>
・衿: オープンカラー
・胸: 角底ポケット
・左袖: 刺繍入り
・脇: ダーツ入
・裾: オーバー仕様
【ベスト】
【セーター】
・左胸: 刺繍入り
【防寒コート】
【釦デザイン】
【イニシャルデザイン】
(2)1,2学年用
冬服 男子 女子
合服 男子 女子
夏服 男子 女子
気温・体調に合わせて着用可
セーター ベスト
(1)男子,女子ともに本校規定の制服を着用し,以下の指定された期間を目安に,天候と体調に合わせ
て,適切な服装を着用すること。ただし,式典及び進学,就職試験等に臨む場合,その場にふさわ
しい服装を指定する。
〇冬服期間 11月~4月 〇合服期間 5月・10月
〇夏服期間 6月~9月
それぞれの期間の日にちの指定は,天候,気温等に合わせて,その都度指定する。
(2)着こなしについて
○上着を着用する場合は,すべてのボタンを留めること。
○シャツのボタンは第1ボタン以外はすべて留めること。
○スラックスのベルトを腰より低い位置に締めないこと。また,スカート丈は膝頭の中心より長く
すること。

3 頭髪について

(1)社会の一員としてふさわしい,高校生らしい髪型(いつでも就職試験の面接にいける髪型)に
すること。
(2)特異な髪型の生徒は指導を行う。

4 化粧について

ファンデーション,マスカラ,口紅(色つきリップも含む)等の化粧はしないこと。

5 装飾品について

ピアス・透明ピアス等,アクセサリー類はつけないこと。

6 履物について

(1)通学時は,革靴(黒・茶)または運動靴(華美でないもの)とする。
(2)ソックスは黒,紺,グレー,白で柄のないものとする。
(3)ストッキング,タイツは黒,ベージュの無地のものとする。
(4)ルーズソックス,レッグウォーマー等は着用しないこと。

7 朝遅刻・授業遅刻指導について

(1)朝遅刻―登校は5分前登校を心がけ,8時 35 までにはHR教室に入室し着席しておくこと。
※同一月内に3回遅刻した時点で,反省文指導とする。
※同一月内に6回以上の遅刻があった場合,特別な指導として授業反省指導とする。
(2)授業遅刻―チャイムの鳴りはじめまでに授業準備をして着席しておくこと。
※回数が多い場合,反省文指導等を行う。
(3)放課後は,用事がなければ早めに下校すること。ただし,HR担任または部顧問の許可により決め
られた時間まで居残ることができる。
(4)SHR開始後に登校または授業に遅刻した時は,遅刻届を提出すること。また,登校後の早退,外
出は「早退許可」「外出許可」を受けること。

8 授業中及び学校生活における禁止事項(チェックシート指導)について

指導項目(指導回数に応じた指導を行う)
○授業中の禁止項目
私語,勝手な立ち歩き等
○学校生活における禁止項目
ボタンはずし,シャツ出し,ネクタイ・リボンなし,上着なし,スカート丈,ベルト,ズボン下げ,音楽プレーヤー,イヤホン,ゲーム機,ピアス,透明ピアス等アクセサリー類,ガム,ファンデーション,マスカラ,口紅(色つきリップも含む)等化粧

累積枚数指導内容
3枚反省文
5枚授業反省(※)

※5枚累積については,1回目は授業反省,2回目は別室指導1日+授業反省,3回目は別室指導2日+授業反省・・・と指導を重くすることとする。

9 運転免許について

(1)在学中の運転免許取得(原付,自動二輪,自動車)は許可しない。
(2)3年生の自動車運転免許取得については,成績等を考慮して,冬休み以降許可する場合がある。

10 交通安全について

(1) 通学時の注意事項
1 道路交通法及び本校の通学規定を遵守し事故・違反のないように十分注意すること。
2 登下校は不用意に他人の運転する車に乗せてもらってはいけない。
3 自転車の2人乗り,傘さし運転や携帯電話の操作及び音楽を聞きながらの運転等,
道路交通法に違反する運転をしてはいけない。
(2) 自転車通学者の遵守事項
1 自転車通学者はブレーキ,灯火等を定期的に整備すること。
2 自転車通学者は所定の自転車置き場に駐輪し,防犯のために施錠すること。
3 自転車通学者は防犯登録を行い,できるだけ自転車保険に加入すること。
4 自転車通学者は雨天時,レインコートを着用すること。また,夜間の運転時は必ず灯火すること。
(3) 交通事故に遭った場合
1 相手の名前,電話番号,住所,車,バイクはナンバー,色,車種もメモする。
(携帯電話を持っている場合)
2 警察に通報(110番)
3 救急車を呼ぶ(119番)
4 保護者と学校に連絡
相手が逃げたり,警察対応が出来ずに登校した場合には,直ちに先生に報告すること。学校は報告を
受けたら直ちに保護者と連携し警察,救急対応をする。

11 携帯電話に係わる指導について

(1)校内へ携帯電話を持ち込む場合は,「携帯電話持ち込み届」を提出すること。届を提出しないまま
の持ち込みは,特別な指導の対象とする。
(2)校内では電源を切り,カバン等から出さないこと。授業中,休憩中に限らず,校内での使用は認め
ない。
(3)保護者から生徒に緊急の連絡を行う場合は学校を通じて行い,生徒から保護者に緊急の連絡を行う
必要がある場合は,申し出により担任等が学校を通じて行う。
(4)校内で携帯電話の使用を確認した場合は,担任から保護者へ連絡を行い,特別な指導の対象とする。
※(1)~(4)の携帯電話に係わる指導規定に違反した場合,指導回数に応じて段階的な指導を行う。

12 パソコンの使用に係る指導について

基本的には,携帯電話の使用に準じるが(「パソコンの持ち込み届」は提出させていない),授業で
担当者の指示があった場合のみ使用することができる。教員の指示なく校内で使用した場合は,特別
な指導の対象とする。詳細は,パソコン使用のガイドラインを参照すること。

13 アルバイト許可について

アルバイトは,「アルバイト許可願」によって学校長の許可を必要とし,次のルールに基づいて行うものとする。
(1)許可を申請する時点で成績不振科目がないこと。
(経済的事情で働かざるを得ない場合は,条件付で特例も検討する。)
(2)アルバイトを始めた結果,成績不振科目が生じた場合は許可を取り消す。
(事業所に迷惑がかからないように辞める時期は慎重を要する。)
(3)無断でアルバイトをしている場合は,校則違反として指導する。
【補足】担任は,その生徒にとって本当にアルバイトが必要なのかどうかを慎重に判断すること。
「アルバイト許可願」の担任副申欄に判断理由等を記入すること。

14 補則 特別な指導の評価基準

指導の目安(評価):以下の項目によりA・B・Cの3段階で評価する。
(1)「挨拶」「受け答え」・・・ため口でなく,丁寧な言葉遣いができる。
(2)「身だしなみ」・・・・いつでも面接にいける制服の着こなしをしている。
(3)時間を守る・・8時30分までに生徒指導室の決められた座席に着席をしている。
(4)授業中禁止事項及び学校生活における禁止事項を守って課題をやりきることができる。

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