情報公開請求で開示された2021年度の校則等のうち服装等の一部項目について内容を整理し掲載しています。
生徒心得
青年期,とくに高等学校3ヶ年は人生において,心身ともに急激に成長する大切な時期である。青年は自我に目覚め,疑問を持ち,時には読書をとおして思索し,真剣にかつ勇敢に真理を追求し,理想の実現のために身体と精神とを厳しく鍛え,「個性」を磨いてゆかなればならない。
それらの青年の思索や行動も,多くの世代の人々が生活している現実の人間社会一一家庭,学校,郷士,国家一一においてなされているかぎり,現実から遊離すべきものであってはいけない。従って我々は,自己の行為およびその結果に対しては,明葎な責任を持たなければならない。他人に迷惑をかけたり,社会を混乱におとしいれる行為は厳に慎まなければならない。「責任」をもつところに,はじめて真の「自由」が存在し,そうしてこそ,青年の無限の可能性や理想は現実のものとして花ひらくのである。
校訓「誠実」とは,青年のこうした行動を円滑にさせる礎となるものである。我々は白石工業高校の生徒である。この学び舎で出会いをもち,共に学問に励み,共にスポーツに汗を流し,理想を語り,友情を深めてゆく。「伝統」とは単なる過去からの継承物ではなく,今に生きる人々のたゆまざる努力によって新しく創られてゆくものでもある。我々の学校づくりは,そのような伝統を認識したうえで,次代の日本の産業発展に貢献する工業技術者として,優れた専門的技術と高い人格とを養っていくことにある。「誠実」を基礎にした自由で責任のある活発な行動が校風を形成し,さらには伝統をつくってゆくものである。
白工健児よ,高くそびえる霊峰蔵王の雄姿を仰ぎつつ,誇りと自信をもって前進しよう。
1 学力の充実と技術の錬磨
学力も技術も与えられたものではなく,自ら獲得していくものである。したがって,学力を高め技術を向上させる最良の方法比自学自習の習慣を身につけることである。
2 考査
考査は学力を身につけるため,自らの力を評価し,学習効果を反省する機会である。
(1)考査にあたっては最善をつくし,不正な行為は,絶対にしない。
(2)考査時間中教科書・参考書・ノートなどはすべてバッグやロッカーに入れ,バッグは教室後方棚か椅子の下に置く。
(3)机上に置くことができるものはシャープペンシル,鉛筆,消しゴム,定規,コンパス,電卓(使用可の場合に限る)などとし,用具の貸借はしない。
(4)下敷,ひざかけは使用しない。
(5)生徒相互の私語はしない。質問は監督教員にする。
(6)考査時終了のプザーと同時に筆記をやめ,答案を伏せて,監督教員の指示を待つ。
(7)考査時間の途中で退席しない。体調不良の場合は,手を上げて監督教員へ知らせること。
(8)携帯電話,スマートフォンの電源は切り.カバンの中へしまう。
3 特別教育活動
特活は自発的な活動を通して,民主的な生活態度と社会性を身につける大事な学習活動であるか
ら権利と義務を正しく行使し,誠実かつ積極的に活動する。
(1)生徒会との各種会合には自らの役割を自覚し進んで出席する。
(2)会議のルールを守り,生徒会のー員として誠実かつ良識ある活動をする。
(3)適切な指導助言のもと,各部の活動が活発かつ効果的に営まれるように心がける。
4 礼儀
礼はその人をよく表し,また社会生活における融和と秩序の基であるから礼を重んじ,その習慣
を身につける。
(1)大きい声で挨拶する。
(2)授業開始の振鈴時には身なりを整え着席する。
5 通学
本校生徒であることを自覚し,路上車内を問わず,高校生にふさわしい品位ある行動をとる。
(1)道路では交通規則に従い,交通安全に留意する。
(2)車内・駅・路上における公衆道徳を守る。
(3)タクシーでの通学は,病気や怪我等やむを得ない場合を除き控える。
(4)送迎については,原則坂下までとし,安全な場所で乗降する。
6 服装
服装は人格の表現である。本校生徒としての自覚と誇りを体現するよう,清潔・質素・端正を心がける。
(1)服装は学校所定の服装規定に従う。
(2)校舎内においては所定のシューズを履く。
(3)服装頭髪検査を年3回(4・8・1月)受ける。違反があった者は,その箇所を直し,再検査を受ける。
7 言葉づかい
言葉は自分の意思を相手に伝えると共に品性を端的に表現するものであるから,正しい言葉をはっきり使う習慣を身につける。
(1)相手の人格を傷つけないような言葉づかいをする。
(2)他人の話は謙虚な態度で傾聴する。
(3)集会の際は特に静粛にして,低劣な野次などは飛ばさない。
8 校内の生活と規律
われわれの義務と責任は自由・自律と協調によって果たされる。
(1)登校後8時35分までに着席し,学習の準備を整えておく。
(2)授業中は,知識と技術の習得に専念し,私語や居眠りはしない。また,携帯電話およびスマートフォンは電源を切ってカバンにしまう。
(3)やむをえず早退・欠課するときは所定の手続きを行い,ホームルーム担任の許可を得る。
(4)校外に出るときはホームルーム担任に届け出て外出許可を携行する。
(5)放課後居残るとき,または授業を行わない日に登校するときは,職員に申し出て許可を受ける。
(6)生徒週番は別に定める週番規程に準じて行動する。
(7)生徒間における金銭の貸借,物品のやりとりは,以後,大きな問題に発展する恐れがあるため慎む。
(8)紛失・盗難防止のため,所持品には記名しておく。また,下足箱・ロッカーには施錠し,さらに不必要な金品や学業に不必要なものは持ちこまない。
(9)移動教室と放課後は必ず教室を施錠する。
(10)放課後は,部活動に取り組み,専門細識や技術・体力の向上を目指し,また,望ましい人間関係の構築について学ぶ。
(11)19:30完全下校を遵守する。
9 風紀
自重,自愛の精神を高め,明朗な学園建設のため,よい風紀をつくる。
生徒心得および各種規程を遵守する。
(1)いかなる事情でも暴カ・飲酒(ノンアルコール飲料:ノンアルコールビール・カクテル等を含む)・喫煙(電子クバコ等を含む)はしない。
(2)酒類などを供する飲食店・娯楽場など,生徒として不健全であると認められる場所への出入りはしない。
(3)保護者の許可なく外泊しない。
(4)夜間は.みだりに外出しない。外出の場合,家人に行く先を告げ,20時30分までには帰宅する。
(5)アルバイトは学業優先とするため,原則長期休業期間に許可するものとし,ホームルーム担任を通して生徒指導部に届けた上で従事する。
(6)自転車通学は通学距離2km以上,原付自転車通学は8km以上かつ最寄りの駅まで8km以上の者とし,別に定める規程に従い許可を得て使用する。使用者はその保管に留意し,所定の場所において施錠する。
(7)原付バイク・自動二輪車および自動車の運転免許取得および運転等については別に定める。
(8)団体を組織したり,他の団体に加入したり,冊子を編集したり,あるいは本校の名をもって校外活動する場合は,生徒指導部を経て校長の許可を受ける。
(9)教育活動(授業や生徒会活動,•部活動等の授業以外の教育活動を含む)の場を利用した選挙運動や政治的活動等は行わない。
(10)校内の掲示,印刷物等の配布については生徒指導部の検印を受け,掲示に際しては校舎内外の美銀を損なわないようにし,掲示板を利用する。ただし,選挙運動および政治的活動に関するものは認められない。
(11)キャンプ・登山・海水浴など危険を伴う活動を行うとき,および長期旅行をするときは,計画を立て安全を最優先とした準備,活動等を行うこうと。
(12)SNSの使用については,特に注意する。他人の権利侵害や誹謗・中傷にあたること,個人情報の漏洩につながるような書き込みや写真の掲載については絶対にしない。また,そのような言動も慎み,様々なトラプルの防止に努める。
(13)友人関係は,思いやりの気持ちを忘れず;相手の気持ちを考え,節度ある関係を築く。本校では,最近のSNS関連のトラプルを防止するため,定期的にネットパトロールを実施しています。指導の対象としては個人情報の掲載(個人が特定できる名前や学校名など,
顔や服装などの写真,肖像権を侵害するおそれのある写真等),誹謗・中傷に当たるような書き込み,その他の不適切な書き込み等に関して,指導していきます。SNSの使用については,ご家庭でよく話し合い,ツイッターやラインでのトラプルはもちろん,課金などのト
ラブル防止のため,フィルタリングの設定も含めて使用状況の把握と十分なご指導をお願いします。
1 0 公共物の愛護
校舎および施設設備など公共物の取扱いには充分留意する。
(1)校舎,特に教室・廊下・便所・窓ガラスなどを汚したり破損したりしないように心掛ける。
(2)校具,実習実験器具などは丁寧に取扱い,破損紛失などの際は直ちに届け出る。
(3)机・イスは大切に使用し,落書き・彫刻などはしない。
11清潔整理
環境をよくするため,校舎および校庭を美化整備し,衛生面にも気をつける。
(1)教室あるいは特別教室を臨時に使用するときは,担当教員の許可が必要であり,使用後は清掃整備を行い,管理責任者あるいはホームルーム担任,部活動顧問に報告する。
12災害防止
災害は直接的・間接的に大きな損失を招くものであるから,災害防止には万全を期するとともに規
則を守るよう習慣づける。
13 諸手続
次の (1), (2), (3) の願届は別紙様式による。
(1) 欠席・欠課・忌引の際は,ただちにホームルーム担任に連絡する。ただし,病気欠席が 1週間以上に及ぶ場合は医師の診断書を提出し,あらかじめホームルーム担任の了解を得る。なお忌引の日限は次の通りとする。
父母死亡・・・・・・・・7 日以内
祖父母兄弟死亡・・・・・ 3日以内
父母年忌・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1日
伯叔父母其の他同居親族・・・葬儀当日
(2) 遅刻したときは,職員室で手続を行つてから教室に入る。
(3)早退する際には,職員室または保健室で手続を行ってから帰宅する。また帰宅後は学校へ連絡する。
(4)校外団体参加許可願・アルバイト許可願・異装届はホームルーム担任の許可を得て,生徒指導部に届け出る。
(5)在学証明書・成績証明書・乗車割引証明書の交付願はホームルーム担任の許可を得て,事務室に提出する。
(6)転退学・復学・休学の場合は学則の定めによる。
(7)長期の旅行を行う場合は,旅行届をホームルーム担任を経て生徒指導部に届け出る。
(8)紛失・盗難は,直ちに生徒指導部の紛失係に届け出る。
(9)原付バイク,自動二輪車,自動車等の免許取得については,ホームルーム担任と協議の上,許可願を提出し生徒指導部の許可を受ける。
20.服装・頭髪等の規程
昭和 37年 4月制定 平成 9年 4月改訂
昭和 60年 4月改訂 平成 14年 4月改訂
平成元年 4月改訂平成 17年 4月改訂
平成 8年 10月改訂 平成 23年 9月改訂
1.生徒は登下校ならびに本校生徒として行動する場合には,本校で定められた正規の服装を着用する。
(休日の登校・試合・応援・校外合宿なども含む)
2.防寒具については下記のとおりとする。
1)コート・マフラー・手袋等は許可するが,華美な色・形のものは避け高校生にふさわしいものとする。ただし皮ジャンパーは認めない。
2)制服の下にフード付きの防寒着を着用して登校しないこと。
3.登・下校時の履物は運動靴または革靴などとし,華美なものは履かない。
4.校内では,指定の上履き(靴ひもの色指定)を履き,体育館においては所定の専用シューズを履く。
5.怪我などで規程の服装ができない場合は,異装願いを提出し許可を受ける。
6.通学時のカバンは,学生カバン,またはこれに準ずるものを必ず携行すること。(他校指定バックは禁止)
7.頭髪・ヘアスタイルは質素端正で高校生らしい髪型とする。パーマ・染色など手を加えない。
8.ネックレス・ピアス・マニュキュア・指輪・化粧等はしない。
9.制服は,次の通り正しく着用する。ズボンやスカートは採寸した腰の位置で着用し,特にスカート丈はひざ中央部とする。ネクタイ・リボン着用時はシャツ・ブラウスをスラックス・スカートの中に入れる。
男子制服規定
1.本校の制服は次の通りとする。
1)ブレザーおよびスラックス
2)指定のワイシャツ(長袖および半袖)
3)指定の半袖ポロシャツ
4)ネククイ
5)紺の無地のVネックセーター(ワンポイント可)。その他(カーディガン等)は認めない。
2.年間を通して,指定のブレザー・スラックス・長袖ワイシャツおよびネクタイを着用すること。(気候によっては1-5)を着用してもよい)
3.夏季期間(6~9月)の服装は次の通りとする。
1)指定のワイシャツ(長袖・半袖)・半袖ポロシャツを着用することができる。なお,Yシャツにおいては,ネクタイの着用は任意とする。ただし,学校が指定した式典・集会等においては,ポロシャツは認めない。
2)ブレザーを着用しなくてもよい。
3)気侯によっては1-5)を着用してもよい。
4)衣替えの移行期間は前後1週間を設けている。ただし,後期始業式は2の通りとする。
女子制服規程
1.本校の制服は次の通りとする。
1)ブレザーおよびスカート
2)指定の白ブラウス(長袖および半袖)
3)指定の半袖ポロシャツ
4)リボン
5)紺の無地のVネックセーター(ワンポイント可)。その他(カーディガン等)は認めない。
6)紺の無地のVネックベスト(ワンポイント可)。その他は認めない。
7)ストッキング及びタイツは黒または肌色とする。
2.年間を通して,指定のブレザー・スカート・白長袖ブラウスおよびリボンを着用すること。
(気候によっては1-5),6)を着用してもよい)
3.夏季期間(6~9月)の服装は次の通りとする。
1)ブラウス(長袖・半袖)・半袖ポロシャツを着用することができる。なお,ブラウスにおいて
は,リボンの着用は任意とする。ただし,学校が指定した式典・集会等においては,ポロシャツは認めない。
2)ブレザーを着用しなくともよい。
3)気侯によっては1-5),6)を着用してもよい。
4)衣替えの移行期間は前後1週間を設けている。ただし,後期姶業式は2の通りとする。