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【宮城】仙台第二高等学校の校則

このページに掲載している校則は2021年度のものです。情報が古くなっている可能性が特にございます。

情報公開請求で開示された2021年度の校則等のうち服装等の一部項目について内容を整理し掲載しています。

生徒心得

三年間の高校生活は実に尊い。
生徒はこの期間に高校生としてふさわしい教養を身につけ、現代社会について深い理解を健全な判断力を持ち、更に将来の進路を決定するために必要かつ十分な資質を養わなけ
ればならない。そのために日常生活において学習に最善をつくすのは勿論、健全な身体の育成に努め、自治、協調、友愛の伝統を受けつぎ、さらに義務と責任とを自覚して誠実に行動すること。次に掲げる各項はそのための生徒の心得として校内外における指針とする。

礼儀

礼の精神はいかなる時代、場所、性別を問わず融和の基本であり、秩序の要因であることを自覚し、礼に欠けることのないように努める。

  1. いつ、・どんな場所においても本校職員は勿論上級生あるいは同級生、下級生に対しても礼を失わぬように心掛ける。
    イ. 朝の元気溢れた挨拶
    ロ. 校内での会釈
    ハ. 路上での親しみある挨拶
  2. 各種集会、催し、乗り物あるいは道路上においては、特に公衆道徳にはずれぬよう注意を払う。
    イ. 講習会、音楽会、図書館等では他人の迷惑になるような不作法な振舞をしない。
    ロ. 路上では通行人に対する不用意な言動を慎しむ。
  3. 学校来訪者に対しては特に礼を失わぬよう注意し、我々の品位を落すような行為は慎しむ。
    イ. 二高生らしい落ち着きある態度で接する。
    ロ. 親切、明朗な対応を行う。
    ハ. 適当な会釈を怠らない。
  4. 目上の人に対しては常に言葉遣いに注意し、生徒間においても相手の人格を傷つけ、自己の品位を落とす事があってはならない

権利と責任

自由にしかも闊達に求めて得られた権利こそ二高生に与えられた喜びの象徴である。この喜びを十分に活用して自己完成に役立てる時、責任をいかに尊ぶべきかを認識するであろう。この責任こそ誠実なる実行によってのみ果たされるのである。

  1. 生徒会総会(その他の会合)へ出席し明朗自由な意見の交換を行う。又、生徒会活動や部活動等を通して、それぞれの分野でその資質を十分に伸ばす。
    イ. 生徒会総会、全校集会等には必ず出席し理由なく欠席しない。
    ロ. 真面目な態度で意見を述べ、反対意見にも耳を傾ける。
    ハ. 生徒会各部の一員として自分は何をいかになすべきかについて考え真剣に活動する。
  2. 適切な指導を受けて生徒会各部の活動は益々広く深く、部員各自の責任は愈々その重さを加えられることを自覚する。
    イ. 各部予算の編成には各部顧問の適切なる指導を受ける。
    ロ. 各部予算は計画的に使用するようにする。
    ハ. 活動が中断されることなく、常に進歩するように心掛ける。

頭髪と服装

常に二高生たる自覚と誇りを体現するような清潔、質素、端正なものとし、染髪、身体装飾、華美な装いは禁止とする。

規律

生徒に課せられた義務と責任との遂行に当たっては自治と自律心にまつところ多大であり、所定の学業に支障を来すような行為のないよう努めなければならない。

  1. 始業第二鐘まで登校しぃ遅刻をしないように心掛ける。
    イ. 始業第一鐘 8時15分(週番集合)
      第二鐘 8時30分(全生徒登校)
     第三鐘 8時35分(始業)
    ロ. 遅刻者は入室して教科の先生に理由を述べ、後に組担任に申し出ること。
  2. 生徒週番は、定刻までに登校し放課後の定刻に至るまでの責任の遂行に努める。
    イ. 週番集合時刻 8時15分
          場所 職員室前
    ロ. 週番の任務と責任
    ・常に教室の管理に留意し、その美化、整頓、換気等に心掛ける。
    ・放課後の清掃は特に意を用い用具の整頓や取扱いに注意し、清掃終了後は組担任に報告する。
    ・校舎内を汚すような落書、土足等をなくす。
    ・学校より指示された事項の伝達を確実に行う。
    ・学級日誌を記載する。
    ・その他学校における風紀一般について留意し、生活指導に積極的に協力する。
  3. 規律は学校生活に必要欠くことのできないものである。時間を厳守し節度ある明朗な生活が望ましい。
    イ. 遅刻、欠課、早退は組担任に届け出る。
    ロ. 登校後放課後までは許可なく校外に出てはならない。
    ハ. 放課後あるいはクラブ活動等の終了後は速やかに下校する。止むを得ない事情のために遅くまで在校する者は担任教員あるいはクラブ顧問に届け出て許可を得ること。
    ニ. 校内において許可なく火気,水道(特別教室内),電気,ガス等を使用してはならない。
    ホ. 飲酒、喫煙は絶対にしてはならない。

勤労

生徒は勤労を愛して、その尊さを認識、いやしくも一部青少年にみられるような、これを卑しみ避ける風潮を排除し、堅実で愉快な日常生活を送る。
不抜の意志力が勤労によって養われることに思いをいたし、これが精神陶冶の上にもつ重要性を理解する。

  1. 額に汗して働く真面目な勤労精神は学校生活においては特に重要であることをわきまえ、これが習慣となるよう努力する。
    イ. 教室及び高社内外の清掃整備のため積極的に働く。
    ロ. 骨惜しみのため身の回りを不潔にし、自分の心までを不潔なものとしないようにする。
    ハ. 学芸部、運動部を問わず、後始末をよくすることを各自の心構えとして持ち、実行が伴うようにする。

学習

保護者、学校及び社会の期待に添うよう学力の増進に努力を払い、履修教科については優れた理解、能力、態度を養い得るように努めるべきである。

  1. 自己の目指す学校あるいは職業に対しての基礎学力を得るため、最善の努力をつくす。
  2. 入学当初よりたゆまない研鑽を積み、予習復習を怠らない。
  3. 現代社会においては内容的に多方面にわたる教養を必要とすることに留意し、二、三の教科を特に好みあるいは嫌悪することは好ましくない。進んで学習に取り組み教師の指導を受け又は図書館を利用し自ら研究するような態度を養う。
  4. 自習時間の利用については学校の指示を待つまでもなく自主的にこれを活用する計画性を持たなければならない。
  5. 休暇には規則的な計画を立て無為に過ごすことのないように努め、特に特別活動等には休暇の利用に十分かつ細心の計画を持つべきである。
  6. 課外講習や、休暇中の講習会には積極的に参加し指導を受けるようにする。
  7. 常に学校からの指示を待つこと無く自ら補充授業を受けるよう願い出るほどの熱心さを持つ。
  8. 図書館は図書館利用規定をよく守って大いに利用する。
  9. 学校との連携をはかり新聞・雑誌等による諸情報の交換並びに共同研究等も進んで計画・実施することが望ましいが、その取捨選択を誤らないようにする。

考査

考査は学習効果を反省し、同時に実力を端的に表現する機会である。交差に当たっては最善を尽くし、卑しくも卑劣不正な行為は最も恥ずべきものとして避けなければならない。

  1. 考査時には、考査開始5分前には着席して筆記用具以外の所持品は一切かばん等にしまいこみ(携帯電話の電源を切ること)考査開始に備えるものとする。
  2. 考査中は用具の貸借は、特別の場合以外は一切できない。
  3. 考査中はその時間の終了まで退場してはならない。
  4. 考査中、不正行為のないことはもちろん、受験態度においても疑義を持たれることのないよう特に厳正な態度で受験しなければならない。なお、不正行為(答案改ざんも含む)をした科目の考査点は0点とする。
  5. 座席は入口側より前から後ろへ出席番号順とする。
  6. 病気その他の正当な事由により考査を受けられない場合は、原則として、その考査前に保護者連署のうえ校長に届け出なければならない。
    イ. 病気で受験が不可能な場合は、必ず医師の相談所を添えること。
    ロ. 事故(バス・列車の遅延等)によるものは証明書を添えること。(交通ストの場合を除く)
  7. 正当な理由なくして受験しないものは、当該科目の考査素点は0点とする。正当な理由に該当するものは次のとおりである。
    イ. 病気によるもの。
    ロ. 交通機関の遅延等によるもの。
    ハ. 忌引によるもの。
    ニ. その他学校において正当な理由と認めたもの。

健全な身体の育成

健康なくして我々の生活は十分にその価値を発揮することができない。健全な身体を育成するためには常に積極的かつ継続的に運動を励行し、保健と衛星の知識の向上をはかり、真に高校生としての根本的な健康保持に努めなければならない。

  1. あらゆる機会を利用し、積極的に身体を鍛錬し、我々に望ましい社会的性格即ち礼儀、友情、正義感、あるいは寛容、指導力の諸徳性を身につけるようにする。
  2. 校内生活における余暇、即ち放課後その他わずかな時間をも利用して明朗溌剌たるスポーツ精神を体得するようにする。
  3. 一般的な保健衛生の知識は自分ばかりでなく社会的にもこれを利用する積極性を持つべきである。

学園の名誉

本校の輝かしい校風が過去100年間に培われてきたことを深く認識し、我々はその後継者であることを自覚し名誉を傷つけないように努める。

  1. クラブ活動において学芸部、運動部を問わず研鑽努力を重ね優秀な成績を収めることが望ましい。運動競技に際しては全校一致の応援を望む。
  2. 二高生の名誉を損なうような場所への出入りはしない。

愛護

校内の生活環境を清潔なものにするため校舎及び校庭を美化整備し最も衛生的に保つように努め、また学校諸設備が公共的財産であることに思いをいたし、その取り扱いには十分留意する。

  1. 環境整備のために、清掃には力を入れる。
    イ. 清掃は各教室及び特別区域を分担して行う。
    ロ. 教室あるいは特別教室を臨時に使用した際は清掃整理を行い、ホームルーム担当、クラブ顧問に報告する。
    ハ. 清掃に用いる雑巾は各自が指定の枚数を負担する。
    二. 用具は所定の場所に保管し大切に取り扱う。
    ホ. 紙屑、鉛筆の削り屑を教室や机の中などに散乱させない。
    ヘ. 雨後の校庭は使用しない。
    ト. 校舎外あるいは校庭には紙屑を散乱させない。
  2. 草木をみだりに折ったり踏みにじったりしない。
  3. 机に傷をつけあるいは壁に落書きし又はみだりに貼紙をしない。
  4. 校具を破損した場合は直ちに届け出て、その償いをする。
  5. 教室、廊下におけるボール投げ等は絶対にしない。
  6. 北陵館、保健室、売店、駐輪場、スチーム等一切の厚生設備は十分に愛護して利用する。

社会奉仕

生徒は社会を構成する一員として青年の情熱を社会奉仕のために注ぎ尽力すべきである。社会の進歩と福祉のために進んで寄附を行いあるいは募金運動に協力する。

政治的活動

  1. 学校内での選挙活動や政治的活動等は放課後、休日問わず一切禁止する。
  2. 校外で放課後や休日等に選挙連動や政治的活動等を行う場合は学業や生活等に支障のないようにする

諸届事項

  1. 次のイ、ロ、ハの項の届出は別紙様式による。
    イ. 欠席、欠課、忌引をしたときは自由を記して保護者連署の上、組担任に届け出ること。
    ただし、病気欠席一週間以上に及ぶ場合は医師の診断書を提出し、組担任に連絡(報告)すること。
    なお、忌引の日限は次のとおりとする。
     父母死亡 7日以内
     祖父母、兄弟姉妹死亡 3日以内
     父母年忌 1日
     祖父母、兄弟姉妹年忌 1日
     伯叔父母、その他同居親族葬儀 1日
    ロ. アルバイト許可願、旅行届(保護者が同伴しない旅行の場合)、合宿保護者承諾書、部活動登録保護者承諾書、校外団体加入願は別紙様式による。
    ハ. 在学証明書、乗物割引証明書、通学証明書は事務室で発行する。
  2. 住所が変わったときには、異動届に住民票を添付して直ちに組担任を経て、校長に提出すること。
  3. 盗難等の防止のために、貴重品は常に携行し、やむを得ない場合には貴重品袋を利用する。また大金や高価な物品などは持ち歩かない。紛失、盗難は直ちに届けること。
  4. 外出の際は、身分証明書を必ず携行すること。
  5. アルバイトについては、原則として禁止とする。やむを得ない事情等がある場合には、保護者の承諾の下、組担任に申し出て、正規の手続きをとること。
  6. バイクについては、登下校や学校行事等に使用することを禁止する。
    ただし、生命の保全や事故防止の点からその他における使用も勧めるものではない。やむなく、運転免許を取得する場合には保護者の承諾を得ること。また、取得した場合には届け出をすること。その他、乗用車の場合も同様である。
  7. 登下校においては、交通ルールを守り、他の通行人などへ迷惑をかけないようにし、事故の防止を心掛ける。なお、自転車通学の場合は、係に届け出をし、所定のステッカーを貼付ける
  8. 掲示については、校舎内外の美化を損わないように次のことを厳守する。
    イ. 掲示板を利用する。
    口. 掲示は大小にかかわらず生徒指導部の検印を受ける。
  9. 授業料、諸会費その他の諸経費は所定の日までに完全に納入すること。
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