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【宮城】仙台第三高等学校の校則

このページに掲載している校則は2021年度のものです。情報が古くなっている可能性が特にございます。

情報公開請求で開示された2021年度の校則等のうち服装等の一部項目について内容を整理し掲載しています。

生徒心得

フランスの思想家ルソーは、 「人間は 2回この世に生まれる。 1回目は存在するために、 2回目は生きるために」と述べている。正に、高校 3年間の生活は、 「人として生きる」ための自覚的な人生を歩み出す時期にあたっている。高校生活の目的は学習を通して個性を確立し、自己の進路の決定するところにある。しかも、将来社会の中核として活動するためには自主性、正義感、責任感、更に奉仕敬愛の精神等の諸徳性を培わなければならない。青年の思考、判断、行動のすべては、家族、友人、学校、郷土、国家、国際社会等いろいろの場において行われるが,そこには秩序の体系がある。他人の人格を尊重し、秩序の中に社会の発展をすすめてゆく誠実さと、更に強い意志と勇気をもって真実を追求する態度が要請されるが、青年の純粋性は、この実行力を無限に強大なものとする。そして充実した高校生活を過ごすことは家族や社会の愛情に応える道であり、それが私たちに豊かな知の稔りをもたらすことにもなる。以下に示す各項を「三高生の日常生活の心得」とする。

自律

高校生活においては学習活動が中心となるが、更に生徒会、部活動、ホームルーム等の諸活動を通して、良識を養い幅広い教養を身につけなければならない。この 3年間は自主・自律の精神、豊かな個性の確立をはかり、社会にとって有用な人材となる素因形成の重要な期間として大きな意義をもっと考えられる。
1)青年期は思索する時期である。自然や社会の事象に対して、合理的・科学的に考察し処理する態度を養い、物事の本質を把握しなければならない。付和雷同することなく、常に自分の言葉で意見を述べ、行動したい。
2)自律の精神は人それぞれに独自のものであるが、それがまた個人をこえて社会的普遍性をもつものでなければならない。他人の意見もよく聞く包容力が大切であることも認識したい。正しい協同の精神はここから生まれることに留意しよう。
3)生徒会活動は自律生活の修練の場であり、自主性を育成するための場である。各種会合には進んで参加し、明朗自由な意見の交換を行い、民主的な活動を通して自己の責任を果たすようにしたい。
4)部、及びホームルームの活動その他の日常生活における行為や意思の表明に当っては、常に正邪善悪を識別し、正義と真理を愛する人間でありたい。
5)校規・校則等をよく理解して自己の規則とし、進んでこれを守らなければならない。

礼儀

社会は有機的な相互依存によって支えられ、相互の善・意あふれる励ましや助け合いによって一層の明朗さが加えられ、同時にその進歩発展が促進される。私たちは謙虚に自己を振り返ってみると共に、周囲の人に対する心からの感謝と尊敬の念を、礼儀にかなった行為によって表現できるように努めたい。
1)学校は一つの集団であり、生徒一人ひとりがその構成員である。常に母校の名誉と団結を考え、いついかなる場所においてもお互いに相手を尊重し、常に母校を発展させる誓いの気持が通じ合うような雰囲気をつくることに努めたい。
2)登下校時には、本校職員はもちろん上下級生・同級生間においても、元気あふれる挨拶を行い、互いに激励し感謝する気持をもちたい。
3)校内においては明るく会釈を交すよう心がけたい。来校者に対しても礼を失することのないよう丁寧に応対しよう。
4)校外においても常に三高生としての自覚をもち、本校関係者以外に対しても礼を失することのないよう注意したい。
5)服装は、常に質素・端正・清潔にしておきたい。青年は服装・態度等すべてに新鮮溌剌とした印象を与えるものでありたい。
6)言語はできるだけ正しく用いるようにしたい。年長者に対する敬語の使用も礼の精神の現れである。
7)他校の生徒や異性に対しても謙虚に、しかも三高生としての誇りをもち、公明で清潔な態度を失わないように心がけよう。

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